柔道の試合中に、選手が柔道の試合のルールを犯し、反則を行うと、主審は試合を一時止めます。

選手は試合開始時の位置に戻り、主審はルールを犯した選手に、反則を宣告します。

このときに宣告されるのが「指導」「注意」「警告」「反則負け」です。

「指導」は、柔道の試合のルールの中で1番軽い反則です。

1.「指導」を受ける行為

では指導はどんなときに受けてしまうのでしょうか?

例えば、以下のような場合に「指導」が与えられます。

・積極的戦意に欠ける、攻撃しない行為

・両手を使って相手の組み手を切る行為

・組まれるのを防ぐため、柔道衣の襟をかくす行為

・帯をつかだり、相手の片襟(相手の同じ側の襟や袖)のみを長い間組む行為(これらを持ったら直ちに攻撃しないといけない)

・組まない、組まれないような行為

・相手の袖口や裾口に指を入れて握る(自分の柔道衣はよい)

・相手の選手に両手で抱きついて(ベアーハグ)投げる行為。

・極端な防御姿勢、腰を曲げ、片手、もしくは両手で相手を押す姿勢ををとり続ける

・偽装攻撃(投げる意思のない技、組んでいない状態で技に入る、技を入るがすぐに手を離すなど)

・立ったままで選手がお互いの手の指を組み合わす姿勢を続ける

・故意に服装を乱す、また審判員を得ずに勝手に帯などを締め直す。

2.指導」を重ねていくと

講道館ルール(講道館柔道試合審判規定)では、「指導」を受けている選手が、さらに「指導」を受けるような反則を犯すと「注意」を宣告されます。

「注意」を受けている選手が、さらに「指導」を受けるような反則を犯すと「警告」が宣告されます。

「警告」は、相手に「技あり」をとられたと同等とみなされます。

「警告」を受けている選手が、さらに反則を犯すと「反則負け」が宣告されます。

「反則負け」は、相手に「一本」をとられたと同等にみなされます。




国際ルール( 国際柔道連盟(IJF)試合審判規定)」では、「指導」を2回受けると相手に「有効」が与えられ、「指導」が3回で相手に「技あり」が与えられ、指導を4回受けると「反則負け」となります。

3.クリーンに積極的に戦うこと

武道や格闘技においてルールは常に問題となります。

元来、危険な行為である武道や格闘技の安全化を図ることの難しさ。

また本来、古来、武道や格闘技の原点は、反則行為など存在しない戦場でした。

それが試合化していくのですが、例えば昔のボクシングは、素手で殴り合い、どちらかが戦闘不能になるまで延々と戦い続けました。

それが現在のボクシングでは、細かく体重別になり、グローブをつけて、ラウンド制となり、ポイント制となり、KO以外に判定決着がつくようになりました。

柔道も同様の進化をしており、昔の柔道は、まず試合すらなく、ただひたすら強さを追い求め、試合が始められた当初は、体重階級制はなくすべて無差別で行われ、1本勝ちか、それ以外は引き分けとなるような時代もありました。

だから団体戦など絶対に負けられないというようなときは、試合開始と共にうつ伏せに寝て、投げられることを回避し、寝技で抑え込まれなければよいというような戦い方もあったといいます。

現在の柔道のルールは、改定と改善が繰り返された結果であり、今後も変わっていくでしょう。

しかしいつの世のルールをみても、柔道が一貫しているのは、質実剛健さであり、その強さ、その精神のクリーンさを失うようなルールにはならないと思われます。

危険な行為を禁止したことで、柔道は弱くなったといわれないように、選手は日頃の柔道の練習を一生懸命努力し、上達し、強くなって、試合場では、侍のようにクリーンな精神で、正々堂々と、積極的に、強く激しく戦うことが大切ではないかと思います。

勝つことは誰でも好きですが、戦うことが好きになれる人間はそういません。

チャレンジすること。

柔道の試合場に立つ意味は、そんなところにもあるのかもしれません。






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