柔道には、立技(投技)と寝技(固技)があります。
そして立技には、手技が15本、腰技が11本、足技が21本、真捨身技が5本、横捨身技が15本あります。
これだけたくさんある柔道の立技の中で、柔道初心者がまず練習したい技とは?
おススメは、腰技の1つである大腰です。
柔道初心者でも、すぐに投げることができますし、また投げられても受身がとりやすい技です。
1.大腰
自然体で立ち、引き手は、相手の肘、釣り手は、相手の横襟を握っている状態から、引き手を引いて相手を斜め前に崩し、足を踏み入れながら、釣り手は襟を放して、相手の脇の下から、相手の後ろ帯を握ります。
両足の踏み込みは、足首と膝を柔かく使って、親指は畳から離れないようにすり足で行い、かつ腰を落として、相手の腰よりも自分の腰が下にあるように入ります。
そして自分の腰に相手を乗せて持ち上げてから、腰を回して投げます。
英語で「ヒップスローイング」といわれるように「腰に相手を乗せて、腰で投げる」という投げの基本的な感覚がつかみやすい技です。
また初心者が、柔道で1番重要な引き手の使い方を覚えるのにも適した技です。
1.引き手
引き手は、肘を大きく斜め上後方に引いて相手を大きく斜め前に崩し、片足のつま先外側に体重が乗るように崩します。
2.足
右足は相手の右足の内側に、左足は相手の左足の内側に踏み込んで、自分の体を回転させながら体の前、下方に入ります。
このとき足は親指から着地し、膝を曲げて腰を落とし、自分の腰が相手の腰より低い位置にあるように入ります。
3.釣り手
釣り手は、相手の背中に差し入れ相手の帯を握ります。
4.持ち上げてから投げる
膝の伸展と引手を効かせて相手を持ち上げて投げます。
2.練習法
柔道の投技の練習メニューは、基本的に反復することが多いです。
ただ数をこなすだけではなく、内容や質を高めて行うことが上達のコツです。
1.1人打ち込み
自然体で立った状態から、相手を想定し、大腰に入る練習をします。
できれば相手の足の位置をテープなどで印をして、足を置く位置を考えて大腰に入ります。
すり足で入ること、腰を落として入ることを忘れずに入ります。
そして逆回りで元の位置に戻ります。
何度入っても、同じ位置に足が置くように入る練習を行います。
上体が崩れないように気をつけ、しっかり引き手と釣り手の動きも行いましょう。
2.2人打ち込み
2人打ち込みを行い、引手で相手を崩す練習、何度入っても同じ位置に足を踏み込む練習、腰を落として技入る練習、
打ち込みの間、常に自分の姿勢は崩れず相手を崩すようにします。
3.移動打ち込み
移動打ち込みで、技に入るタイミングの練習します。
4.3人打ち込み
3人打ち込みで、相手を持ち上げて、投げる動作もやってみましょう。
3.打ち込みの重要性
柔道の練習メニューの中で、打ち込みは技の形を覚える練習ですが、実際に通じる技にするためには、形・スピード・パワー・タイミングが不可欠です。
そのために
・正しい技の形を覚える
・何回行っても同じ形で入れるようになる
・相手を充分に崩すことを覚える
・型ができたらスピード
・スピードがついたらパワー
・パワーがついたらタイミング
と打ち込み練習を上げていき、上達させていきます。

組んで投げて勝つ柔道が身につくので、試合で中々勝てない選手におすすめです!!
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