柔道の試合における礼法について、まず大事なことは、柔道は、礼に始まり礼に終わるということです。

柔道では、相手と組んで練習を行う前と行った後、道場へ入るとき・道場から出るとき、礼を行います。

武道であり格闘技である柔道は、相手なくしてなにもできません。

日々の練習を一生懸命に行い、相手を尊敬し、また自分にも自信を持つこと。

人に限らず、自分を高めてくれるすべてのものに対し、感謝と敬意を持つこと。

礼法は、その表現であり、それを行動化することで、いつまでも謙虚さと向上心を忘れず、自分自身を強く高めることにつながります。

たとえどれだけ柔道が上達し強くなっても、いつまでも礼法を忘れず、いつまでも挑戦者でなくてはなりません。

1.立礼

柔道の礼法における立礼は、まず直立姿勢で、両踵をつけ、自然と爪先を開き、両手は体側に添え、背筋を伸ばします。

背中を伸ばし胸を張ったまま、上体を倒します。

同時に体側にあった手は膝の上に移動させます。

少し礼をしたまま静止した後、上体を起こして元の直立姿勢に戻ります。

このとき商人の礼と武道の礼は違うといいますが、柔道でも礼をするときも、相手から目を離さないようにします。

しかし「警戒心」だけではなく相手に対して「敬意」を込めることを忘れてはなりません。

柔道の強さと上達と、この礼法の精神は、まったく関係なさそうでありながら、まったく同じものであり、まったく1つのものです。

2.座礼

柔道の礼法における座礼は、正座の姿勢から、太腿の付け根に置いた両手を滑らせていき、畳に手をついて、頭は畳から30�pくらいまで下げて礼をします。

お尻が上がらないよう気をつけましょう。




3.試合での礼法

柔道の試合のおける礼法は、試合場中央に引かれた線の後ろに立って、相手と向き合って立礼します。

そして左足から1歩前に出して右足を継いで自然体で立ち、「ハジメ」の合図とともに開始します。

試合が終わったら、腺の前に相手と向き合って立ち、右足から1歩後退して左足を継いで直立して相手に立礼をします。

試合によっては、試合場の入る前に礼を行い、外から中央の線まで進み出て、

試合が終わると試合場の外まで後退してから礼をすることもあります。

4.アントン・ヘーシング

東京オリンピックで、オランダのアントン・ヘーシング選手が、決勝戦で日本人選手を破り、優勝を決めた瞬間、オランダの仲間たちが喜びのあまり試合場に駆け上がろうとしました。

アントン・ヘーシング選手は、これをみて、仲間に手のひらを向けて、それを制しました。

実に感動的な行動でした。

第二次世界大戦での敗戦後、奇跡の復興を遂げた日本で初めて行われたオリンピック。

そのオリンピックで、柔道競技は初めて採用されました。

そしてその柔道競技の無差別級、最強の柔道家を決める階級の決勝戦で、外国人選手が優勝し、しかもそのような日本人でもできないかもしれないような行動をとったのです。

「力任せの柔道」と一部の日本人から、批判的な目を向けられていたアントン・ヘーシング選手でしたが、この行動は、彼が精神的にも最強の男であることを証明したように思えました。

スポーツでは、心技体が一体となって、ピークパフォーマンスが発揮されるといいます。

柔道における礼法とは、古い文化の継承ではなく、その人を磨く生きたトレーニングなのかもしれません。






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