柔道の練習に移動打ち込みというものがあります。これは打ち込みの応用でこの練習も柔道上達に欠かせない練習なのでよく行われます。
そこで今回は移動打ち込みについて紹介しようと思います。
1.基本のやり方
移動打ち込みとは動きの中で技を入れるようにするための練習です。柔道のでは相手は止まっていないので普通の打ち込みだけではどうしても相手を動かす感覚がつかめない部分もあるので移動打ち込みで感覚を養う必要があります。
まずは引き出しについて説明します。引き出しの移動打ち込みは基本前技をかけ1,2と普通に引き出して、2歩目の時は上半身だけ打ち込みをして、3歩目で持ち上げます。持ち上げたらしっかりとバランスをとるようにしてしっかりと前を向きます。
そして引き出して道場の端まで来たら投げます。
次は押し出しです。押し出しは基本的に後ろ技ですが後ろ技から前技に入るやり方もあります。
相手を2歩押し出して3歩目で掛けます。この時に連絡技として大内刈りから大外刈りのようにつなげて技を掛けるやり方もあります。
技を掛けるときも足の位置と目線をしっかりと意識しておかないと変な方向に行ってしまいますし、大内刈りの場合はときにケンケンで相手についていけなくなるのでしっかりと意識しておきましょう。
そして次に行うのが横移動です。これは前技でも後ろ技でも大丈夫ですが大内刈りはおすすめできません。
大外刈りや足払いが一番無難だと思います。まず横に2歩踏み出して3歩目を大きく踏み出して技に入ります。
背負い投げの場合は相手を自分の後ろに持ってくるようにして3歩目を入り持ち上げます。足払いの場合は相手が出てくるのを待ってから相手の足がそろってから払うようにしましょう。
そして最後は上半身だけの引き出しです。足の踏み込みはせずに上半身の動きだけで引き出して前に連れてきます。
この時に受けになっている人は膝を曲げて重心を後ろにやっていきましょう。その状態の相手を素早く連続して何回も引き出す練習です。
この練習をすることによってこらえている相手でも引き出すことができるようになるのです。
この4種類の移動打ち込みをやっておけば乱取りや試合でも動いたタイミングで技に入ることができます。そして何よりも動いている状態でも自分の形で技に入ることができるというのが一番の強みになってくるはずです。
しっかりと練習すればできるようになるので柔道上達目指して頑張りましょう。

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