柔道において絞技は、頸動脈を絞めるものと、気管を絞めるものの2種類があります。
裸絞は相手ののどぼとけに手首を当てて、手を組んで相手の気管を圧迫して絞め、呼吸困難に陥れます。
頸動脈を絞める絞技のように一瞬で気絶してしまうようなことはなく、かけられると非常に苦しみます。
裸絞めのやり方とコツは、相手を絞めるときに、相手の首に対して90度ではなく、少し斜め上向きに締め上げることです。
また肩で相手の後頭部を押し出して絞めるとさらに効果的です。
裸絞は、柔道が、武道であり強い格闘技であることを、その苦しさと厳しさを確認させてくれるような技です。
1.裸絞の絞め方
相手の背後にポジショニングし、相手の首の前で両手を組みます。
片方の手首を相手の喉仏の下あたりに押し当てて気管を圧迫します。
裸絞めを上達するための練習メニューとして、相手に座ってもらい、背後に膝立ちになって、相手の首の前に手を組んで、片方の手首を相手の喉仏のしたに当てて絞める練習を行います。
このとき直立(90°)に座っていた相手を、少し後ろに寝かせて絞めることで、絞めが入りやすくなります。
2.四つんばいの相手に裸絞
四つんばいの相手をまたいで背後をとって後ろ帯を両手で握り引き上げます。
浮いて甘くなった下腹部に両足をしっかり差し入れ、両手を相手の脇の下に差し込みます。
相手が脇を締める動作を利用して、一気に前に相手を潰し、両足を利かせて相手を大きく反らせます。
相手が大きくスイングして戻った瞬間、裸絞に極めます。
3.裸絞からの逃れ方
相手の手首あたりを両手でつかみ一気に引き落とし裸絞から逃れます。
相手に裸絞をかけられてもパニックにならずに冷静に自分の首を圧しているものを取り除きましょう。
練習メニューとして裸絞で絞めてもらって逃げる練習も行いましょう。
柔道の練習メニューは、「攻め」と「受け、返し」を両方練習しないと上達しません。
絞めの練習メニューも、絞める練習と逃げる練習を両方行うことで、より深く絞技を深く理解し上達することができます。

組んで投げて勝つ柔道が身につくので、試合で中々勝てない選手におすすめです!!
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