柔道の逆十字絞めは、絞め技の一つである。
柔道の絞め技とは、相手の頸動脈等を圧迫し、脳への血液の循環をとめて、気絶させます。
格闘技全般でいえば、喉頭突起を押し込んで、気管をふさいで窒息させたり、口や鼻をふさいで窒息させるような絞め技もあります。
柔道で絞め落とした場合は、すぐに絞めを解いて解放すれば、血液がすぐに流れて復活するので、問題はないが、長く締めすぎると死に至る場合もある危険な技です。
もし、絞め技で落ちて、すぐに回復しない時は次の事を試みましょう。
①脱力しているか確認する。
②仰向けにする。
③柔道着を緩める。
④足首を持ち上げる。
大抵は、これで蘇生しますが、そうならない場合は、早急に救急車の手配をしましょう。
蘇生に時間がかかると脳に酸素が行かなくなり、脳に障害の残る恐れもあります。
最近、充実の先生が生徒のいじめを起こり、絞め落とした事件が報道されましたが、大変危険な行為なので、安易に使用しないようにしましょう。
十字絞めには、並十字絞め、逆十字絞め、片十字絞めの3種類があり、襟の持ち方に違いがあります。
絞め技は大変高度な技で、しっかり習得しないと、相手に攻撃の機会を与えたり、事故につながり、上達は望めません。
1.逆十字絞めの掛け方とコツについて
ここでは、逆十字絞めの掛け方と、そのコツについてお話しします。
1)逆十字絞めの掛け方について
素人の人が、安易に使うと重大な事故になりかねませんので注意しましょう。
まず、相手は仰向けに状態で、自分は相手に覆いかぶさる様な体勢を取ります。
まず、襟の掴み方ですが、両手の手のひらが上になる様にします。
両手とも、4本の指を両横襟内側に深く差し入れてしっかりと握り、両手親指の外側部が、相手の左右頸動脈に当たるようにします。
後は、両手でしっかりと絞めるようにします。
ここでは、上から馬乗り状態での掛け方を説明しましたが、逆十字絞めには下から占める場合もあり、どちらもしっかり襟を握って締め上げます。
2)逆十字絞めのコツについて
絞める場合、相手は当然逃げるように動きますから、相手を十分引き付けて、両足を使って、相手の自由を奪うようにしましょう。
もし、相手がこちらの両肘を押し上げて逃れようとしてきたら、自分の両手首を引き付けながら肘を曲げ、上体を前に倒して、防ぐ方法があります。
絞めめ技は、技が決まるまで、相手の抵抗にあい、逃げられることもありますから、しっかり対策をとって、相手の自由を奪い、技を極めましょう。
試合で、倒れこんでも、寝技の技術があれば試合を極められるので、柔道の上達のためにもしっかり練習しましょう。

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